[理研猫新聞]


2007年12月28日(金)
このサイトの管理人・野島高彦は1996年4月から1999年12月まで,理化学研究所 (埼玉県和光市) に勤務していました.この間,所内の敷地に暮らす,半分ノラで半分飼い猫という状態の猫どもの暮らしをフィルムに収めていました.そうしているうちに,十数匹の猫ども ー理研猫ー にエサを与えていたIさんと知り合いになりました.Iさんは毎日エサを与えており,同時に,ほぼ全員の名付け親でもありました.

私は1999年の暮れをもって都内の大学に移ったため,それ以降,理研猫に会うことはほとんどなくなりました.時々仕事の関係で理化学研究所を訪れることはあったものの,理研猫生息エリアに足を運ぶ機会を逸したり,足を運んでもどの猫もいなかったりという調子でした.Iさんからはときどき理研猫の様子を連絡していただいていたのですが,理研猫と再会することはありませんでした.

それから2年が過ぎ,私は福岡に移りました.約4年を福岡で過ごした後,昨年の初夏に都内の大学に移ることになりました.また理研猫に会いに行こうなどと思いつつ,時間ばかりが過ぎていました.

数日前,Iさんから連絡があり,Iさんが今月かぎりで理化学研究所を退職されること,その際に現在残っている理研猫一同も理化学研究所を「卒業」することを教えていただきました (いっしょに過ごされるとのことです).現在残っている理研猫はワンポイント,マック,アップル,エクセル,ドロー,ダーク,ベティ (前回の更新後に加わった最終メンバー) の7匹だとのことでした.懐かしく感じるとともに,少なくとも10年以上は生きていることを知り,驚きました.

このサイト「理研猫図鑑」は私が理化学研究所を去ってから現在までほとんど更新せずそのままにしてありましたが,このニュースを聞き,約7年ぶりに更新することにしました.

もう理化学研究所には理研猫がいないのだと思うととても寂しく思います.
それでも,7匹の「卒業メンバー」が元気でいることを嬉しく思います.
Iさんと元理研猫7匹との幸せをお祈りいたします.


2000 年 10 月 12 日(木)
カリの近況についてお知らせしています.


1999 年 12 月 10 日(金)
“理研猫図鑑”管理人・野島高彦は,来年から都内の大学に移ることとなりました.4 年間をともに過ごした理研猫たちと毎日会えなくなるのはとても寂しいものです.今後もなんとか理研に来る機会をつくり,カリをはじめ理研猫に会いに来ようと思っています.理研猫図鑑は,理研猫についてのニュースが私のもとに届けば紹介して行きますが,原則として今後,大きな改訂は行えなくなります.長いあいだのご声援ありがとうございました.

1999 年 10 月 17 日(日)
1 年以上理研猫新聞の更新をさぼってしまいました.しかしご安心下さい.理研猫は皆元気に暮らしています.所内にはこの 1 年で新しい建物が次々に建てられました.それでも理研猫は生活スペースを上手にみつけてはマイペースで暮らしています.最長老のシロも元気です.


1998 年 9 月 7 日(月)
先週お知らせしました子猫のことですが,残念ながら日曜の朝に息を引き取ったそうです.弱っている猫を平気で捨てていくなんて本当にひどい話です.

1998 年 9 月 4 日(金)
昨日の猫に関して:結局 5 時過ぎに車を出してくれる人が出て,獣医科まで連れて行ってくれたそうです.かなり弱っており,息をするのが精一杯という様子だそうです.来週にまた結果ご報告します(オスで多分2カ月がたっていない本当に小ちゃな猫ちゃんです).

1998 年 9 月 3 日(木)
またしても理研の敷地内に迷い猫です.小さな子猫です.“しんちゃん”にいじわるされているみたいです.たぶん捨て猫でしょう.理研までわざわざ捨てに来る人がときどきいるのです.理研にはたくさん猫がいますが,決して新入りにとって幸せな環境というわけではありません.人間にできるのはせいぜい名前をつけて餌を与えることくらいです.所内では大規模な工事も行われており,自動車の数も増えています.これまでにも猫が自動車にひかれてしまったことがあります.結果として生き延びた猫が今の理研に残っているだけです.今度の子猫も理研が安住の地として保証されているわけではありません.

1998 年 8 月 31 日(月)
7 月に迷い込んできた子猫は新しい場所で元気に育っているそうです.“パル”という名前をつけてもらったそうです.

1998 年 8 月 21 日(金)
“理研猫図鑑”の各猫のページを整理し,“理研猫めぐり”をはじめました.今は土に還った“トラ”“ライト”にも猫めぐりの途中で会えます.それぞれの猫にコメントもつけています.

1998 年 8 月 20 日(木)
理研猫地帯の土木工事がはじまりました.でも,そんなことで大騒ぎする理研猫ではありません.各自涼しい場所をみつけてお昼寝しています.

1998 年 8 月 4 日(火)
もう一匹キジトラの子猫が所内に迷い込んできています.

1998 年 8 月 3 日(月)
新しい仲間が増えました.茶色い子猫です.先週あたりに理研敷地内に紛れ込んできたようです.どうぞよろしくおねがいします.[猫問題] 参照.

1998 年 7 月 8 日(水)
あつい日々が続いています.理研敷地内の木陰では,理研猫がべったりと地面にくっついてお昼寝している姿をみかます.

1998 年 7 月 2 日(木)
子猫はみんなの人気者です.いっしょに写真を撮ったり,なでてもらったりしています.今週いっぱいで引き取られることが決まっているので,かわいい姿を見ることができるのも明日までです.

1998 年 7 月 1 日(水)
子猫の引取先がみつかったそうです.めでたしめでたし.

1998 年 6 月 30 日(火)
きのうまぎれこんできた子猫の姿を見ました.何とか夜を越したようです.人間にもなついています.理研所内も最近では工事車両が行き来していて必ずしも猫にとって安全な場所というわけではありません.この子猫が車にひかれないことを祈ります.

1998 年 6 月 29 日(月)
子猫が迷い込んできました.白地にキジ斑点の雄猫です.右目が腫れていて少し痛そうです.誰かが捨てて行ったのかもしれません.そばに餌が置かれていました.

1998 年 6 月 17 日(水)
4 月下旬に現れた三毛猫はそれ以降姿を現しません.理研猫の数は変わっていません.

4 月 28 日(火)
1998 年 新入りの三毛猫が現れたようです.発見次第ここで報告します.

1998 年 2 月 20 日(金)
2 度にわたって積もった雪もほとんど溶けてなくなり,理研猫どもは春を待っています.全員元気です.

1998 年 1 月 29 日(木)
“トラ”が帰らぬ猫となってしまいました.トラは今,理研構内のある日陰の土の下に眠っています.


| 理研猫新聞 1997 | 理研猫新聞 1996 | 理研猫図鑑 |